かつて、イノシシが話題に上るのは、イノシシ年ぐらいだった。
それぐらいマイナーな存在だった。
目撃され始めたのは、
平成22年(2010)。
筆者が若山町の山奥に自然環境調査に入った時、
「ケモノの足跡がある。毛が落ちている。畠を荒らされて困る」という相談を、地元住民からされた。
まだ正体が分からなかった。
現場写真を撮って金大に送ってあげた。
翌年から、珠洲市の畦に、イノシシ対策の電気柵が、張り巡らされるようになった。
今ではどこにでもいる。
「移住者」より「イノシシ」の方が多い。
昨年末、須須神社の参道も掘り起こされた。
今春、ラスボスの如き、巨大なイノシシが寺家で仕留められた。

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