以前、元本小学校のカフェで、地元の人が
「あんたの父ちゃんと同級生やけど、昭和22年生まれてがイノシシ年で、団塊世代で数だけ多くて、本当のイノシシと一緒で邪魔者扱いされとる」
「イノシシ年生は、融通が利かんと、思い込みが激しく前に進むだけやさかい、周りに迷惑をかける」
確かに、じっくり考えること、後ろを振り返って反省することが苦手なようだ。
だが、それはイノシシ年生に限らない。昨今イノシシが増えたことと比例して、「じっくり考える」ことが苦手な人が増えた。
寺家だけでなく、全国的な傾向である。
テレビやスマホ等の安易な情報に流れてしまう人が増えた。
そのうち、AIの奴隷になってしまう、かもしれない。
現代社会ではイノシシは害獣扱いだが、古来、イノシシを好む神様もいる。
京都、護王神社は、狛犬ならぬ狛イノシシが御祭神を守っている。
また、須須神社を訪れた加賀藩祖前田利家は、戦勝の女神摩利支天を信仰していた。
その神使がイノシシである。
摩利支天はイノシシに乗って現れる。
神の知恵とイノシシの行動力があれば無敵である。

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