令和5年5月5日14時42分、震度6強の地震発生時。
寺家の自宅にいた。
2階の部屋を片付ける為、小さい本棚を3つ、朝、開店すぐのムサシで購入し、作り終えたところで、ガツンと来た。
すぐ収まるだろうと思ったが、なかなか収まらない。そのうち立ってられなくなって、柱にもたれかかった。天井まで続く本棚が(ネジで留めてあったのだが)、大きく揺れて倒れ掛かった。抑えた。代わりに、本が一気に悉く落ちて散らばった。
東西の揺れだろう。
南北の本棚はびくともしなかった。(数カ所外れて若干傾いた小棚もあったが)1冊も落ちなかった。
隣の寝室。タンスの扉が2カ所ひらいていた。タンスの上の、存在すら忘れていたフランス人形がケースから飛び出して、後ろ向きで着地していた。長いベールがギターに引っかかって捲り上がっていた。
1階、トイレと風呂場、タイルが数カ所、ヒビが入って、落ちていた。
我が家の被害は、その程度。
現状、2階寝室は、物が散らばって足の踏み場もないけれど、地震前からそんな状態。揺れて散らばったわけではない。
寺家全体で見ても、区長の所に、ケガ人の報告は届いていない。
問題は、300m先の須須神社大鳥居(一の鳥居)が倒壊したことだ。
大燈籠、狛犬、倒れたものもある。
不思議なのは、修復したばかりの、より新しい鳥居が倒れ、より古い二の鳥居、三の鳥居が倒れていないこと。
原因として、古い鳥居は地震の揺れを逃がす仕組みになっていて(柳に風)、新しい鳥居は頑丈であるが故に(堅い木は折れる)、ポッキンと折れてしまったのだろうか。
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