昭和35年三崎中学校を卒業した著者は、准看護婦として働き始め、紆余曲折を経て、有名大学大学院医学部教授にまでなった。
普通に、高校に進むことが出来た同級生は、どう思っているのだろうか。
興味深かったのは、
当時の粟津小学校、三崎中学校では役人、教師、神主住職の子供だけが優遇され、他の子供は差別されていた。
そして、
「差別しない教師が、一人だけいた」という文章。
驚いた。
筆者の時代は、
「差別しない教師は、一人もいなかった」
今の教師は大変だと思うが、昔の教師は、テキトーだった。
他にも、同級生の寺家のやんちゃな少年のことも書かれている。
【珠洲市民図書館で貸出可】
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