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昭和の大人と令和の大人

更新日:2021年8月1日

「寺だより」にも書いてあったが、お亡くなりになった方が、昨年から寺家で多い。

今年に入ってからだけで既に9人。年の始めに女性が亡くなる年は、死者が多くなるという。事実その通りになった。


近年崩れる傾向があるが、本来、身内で不幸があると、祭りに携わることが出来ない。また、寺家で不幸が続くと、祭りそのものを中止にしていた。

当然、天皇陛下が崩御された年も中止になった(平成元年)。


昭和20年代30年代のある年、総代の寄合によって、中止が決まった。

すると、村会議員であった故竹澤清三氏の元に若い衆が頼みに来たらしい。その時、どう返事をしたか、決定は覆ったのか、結果は伝わっていない。


ある年は、寺家大区長であった曾祖父の元にもやって来た。その時は、はっきり突っぱねたと聞いている。


昭和は、大人に威厳があった。若い衆に媚びる必要がなかった。

駄目なものは駄目だった。


ところが時代がひっくり返って令和になると、優しい大人が増えた。大人が子供の顔色を窺うようになった。


神道の本筋よりも、イベント的に「難しく考えず楽しいことが最優先」されるようになった。


今年はどうなるか?

これから祭りはどう変わっていくのか?


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