先月、近所の母ちゃんがやって来た。玄関先で、他愛も無い話の最中、突然、長年の謎が解けた。
昭和末期、七夕キリコ祭りにおいて、組長をどう選んでいたか?
「最年長の学年の男子の中で、【七夕に入りたい】と、真っ先に伝えた者が組長になる」
つまり、小学校3年生の初日の一言で、中学3年時、誰が組長になるか決まるのだ。
そんな変なルールがあった。
実際、そのルールで、役割分担も決まっていた。
ところが、
調べてみると、
それ以前の年代では、「生まれ順」の年もあったらしい。
さらに以前は、学年を飛び越えて下級生が組長になった年もあったらしい。
先月、話した母ちゃんの子供、他の同級生の生年月日、その年、組長になった者、
つなぎ合わせると、
要は、「組長になりたい」と思ったジャイアン的存在の子供が、
「組長になるために強引に作ったルール」であった。
そのルールがその後長く継承された。
ジャイアンも悪いが、
騙されたのか、忖度したのか定かではないが、
従った代々のスネ夫、のび太も阿呆であった。
だが
こんな些細なことがトラウマになる場合もある。
以前、当時60,70代の人で、「絶対に祭りに帰らない」という人がいると聞いた。
○○と△△にイジメられたから。
近年、どの地区も担ぎ手不足が深刻化している。
遠方にいても戻って来る人、近くいても戻って来ない人、 それぞれの考え方だが、
子供の時の「わだかまり」を一生引きずっていくのは、双方にとって、もったいない。
今は、少子化で、イジメも相手がいなくて存在しないのだろうか。
皆、「寺家の宝」として大事に育てられているのだろうか。

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