top of page

令和5年5月5日珠洲地震

更新日:2023年5月17日

令和5年5月5日14時42分、震度6強の地震発生時。

寺家の自宅にいた。

2階の部屋を片付ける為、小さい本棚を3つ、朝、開店すぐのムサシで購入し、作り終えたところで、ガツンと来た。

すぐ収まるだろうと思ったが、なかなか収まらない。そのうち立ってられなくなって、柱にもたれかかった。天井まで続く本棚が(ネジで留めてあったのだが)、大きく揺れて倒れ掛かった。抑えた。代わりに、本が一気に悉く落ちて散らばった。

東西の揺れだろう。

南北の本棚はびくともしなかった。(数カ所外れて若干傾いた小棚もあったが)1冊も落ちなかった。

隣の寝室。タンスの扉が2カ所ひらいていた。タンスの上の、存在すら忘れていたフランス人形がケースから飛び出して、後ろ向きで着地していた。長いベールがギターに引っかかって捲り上がっていた。

1階、トイレと風呂場、タイルが数カ所、ヒビが入って、落ちていた。

我が家の被害は、その程度。

現状、2階寝室は、物が散らばって足の踏み場もないけれど、地震前からそんな状態。揺れて散らばったわけではない。

寺家全体で見ても、区長の所に、ケガ人の報告は届いていない。

問題は、300m先の須須神社大鳥居(一の鳥居)が倒壊したことだ。

大燈籠、狛犬、倒れたものもある。

不思議なのは、修復したばかりの、より新しい鳥居が倒れ、より古い二の鳥居、三の鳥居が倒れていないこと。

原因として、古い鳥居は地震の揺れを逃がす仕組みになっていて(柳に風)、新しい鳥居は頑丈であるが故に(堅い木は折れる)、ポッキンと折れてしまったのだろうか。

























閲覧数:111回0件のコメント

最新記事

すべて表示

果たして、この度なんの「むくひ」で津波が起こったのか

石川県民必読の月刊誌「加能人」4月号(4/11発売) コラム「のともんだより」を執筆しました。 原稿を載せます。 令和6年元日、年が明けてようやく終わった大掃除に一息ついて2階の自室から海を眺めると、県道をジョギングする人が見えた。のどかな風景の中、アイスクリームの蓋を捲った瞬間、椅子を突き上げるような縦揺れがドンと来た。 すぐ外に出た。いつもの海だ。若い男性は何事もなかったかのように走り続けてい

bottom of page